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変に好奇心旺盛

ライブスペクタクル「NARUTO」 4/18マチネの感想

今年初の舞台鑑賞でした。

そして初めて一人で舞台を観に行ってきました。梅田芸術劇場も初めてでドキドキしながら向かいました。もともと翌日のマチソワを友人2人と行く予定だったのですが、直前にチケットが1枚余ってしまいその前に一人での観劇となりました。

席は2階5列目のセンター(下手寄り)でした。

 

 

凄く緊張しながら観劇しました。

個人的に久しぶりの舞台観劇だったり、推しがテニミュ卒業後2作目の作品だったり、
初めて買った単行本がNARUTOで原作も元々好きだったりと、めっちゃ緊張して行きました。

この緊張っぷりです。
結果から言いますと、とても楽しめました。
もっと言うと、興奮で脚が震えてちゃんと歩けませんでした。

 

NARUTO第1章のあらすじを舞台化したような疾走感

一幕は、ナルトが禁術の書を盗み出す話からザブザさんの話まで(ただし中忍試験省く)。
二幕は、7班個別修行から我愛羅戦、そしてナルトとサスケの終末の谷の決戦。

 

ストーリーはとても駆け足で進んでいき、最初は凄く置いてけぼりをくらいました。
あたふたしてる間に物語がどんどこ進んでいくので、序盤とても忙しない。
しかし、プロジェクションマッピング等映像を駆使した演出、トランポリンを使用した修行シーンや戦闘シーン等、パフォーマンスが派手で飽きさせない内容になっていたと思います。
大蛇丸様の蛇がダンサーだったり、サスケくんの過去の回想シーンでイタチさんとサスケくんがエアリアルで宙を舞っていたりしていて、少々独特な演出だとは思いました。

 

大蛇丸様の独壇場

一幕終盤にそれは始まりました。
しんみりした空気から一気に変わり、不穏な空気が漂い始めます。禍々しくも美しい歌声を響かせながら大蛇丸様がご登場なさいました。そしてサスケくんの肩に呪印を刻み、立ち去ろうとします。そこで再び大蛇丸様、歌う!大蛇丸様の美しい歌声の中にサスケくんの叫び声が聞こえる、そんな状況の中、一幕が終了しました。
終了直後、照明が明るくなった途端に客席は興奮でザワつきました。
自分も幕間、観賞後ずっと興奮冷めやらぬ感じで「やばい。」ってずっとツイートしてた。ひとりぼっちだったからね。

 

めっちゃ泣いた

我愛羅の過去の回想シーンでだーだーに泣きました。
回想シーンが砂絵だった事、ストーリーでも演出でも泣かされました。幼き我愛羅と夜叉丸の会話シーン。我愛羅は勿論須賀くんが演じるのですが、夜叉丸の台詞は原作の絵と共に文章が映像に映し出され、会話を掛け合う相手がいない事が孤独な我愛羅とシンクロして寂しさが込み上げてきました。

 

これが「ライブ・スペクタクル」なのか……!?

序盤にも少し触れましたが、パフォーマンスが凄かったです。
その中でも可愛かったのは、7班のチャクラ修行で歩いて木に登るシーン。木が描かれたマットの上に寝て、それを上からカメラで映し出すという非常に可愛らしい演出でした。映像観ても可愛いし、その場で寝そべっている7班。木(のマット)を痴話喧嘩しながら片付けるナルトとサスケくん。わちゃわちゃして非常に微笑ましかったです。

楽しそうだったのは、チョウジの肉弾戦車。大きいチョウジ(のバルーン)が出てきたと思ったらシカマルといのちゃんが客席へぽーいと投げて「チョウジ!後ろよ!!」と観客に後ろまで運ばせるという演出。
1階席楽しそうだった……。2階席は何も見えませんでした。

いや、これらを上げると凄さは伝わらないと思いますが、圧倒されるパフォーマンスがたくさんありましたよ。

今となっては冷静ですが、直後はこんな感じに興奮していました。
 

再現率の高いキャラクター達

ビジュアルが公開された時、キャラクターの再現率が高くて逆に不安になりましたが、動いても期待は裏切りませんでした。まさに2次元から飛び出てきた感じ。これが2.5次元かぁ〜って圧倒されました。
特にイルカ先生とカカシ先生。アニメの声とそっくり!!!声というか、発声の仕方がめっちゃ似ててびっくりました。凄く研究したのだろうな……。

 

舞台では描かれなかった場面

先ほども書きましたが、内容はとても駆け足。
なので、勿論省略されているシーンがたくさんありました。内容が省略されていたせいで話が薄くなっていたのはとても残念です。
1巻〜27巻までを3時間半に収めるには仕方がなかったと思うけど……。
ナルトがイルカ先生から額当てを貰う名シーン。ナルトがアカデミーの落ちこぼれで卒業試験に落ちたという事と、イルカ先生の過去が描かれていなかった事で、意味がわからなくなっていました。好きなシーンだからこそ簡単に終わらされてて複雑な気持ちに……。
ザブザさんが何故タヅナさんを狙っているのかわからなかったり、自来也が折角登場するのに修行シーンは全く描かれておらずナルトは自然と螺旋丸を使えるようになっていたり(サスケくんも自然と千鳥が使えるようになっていたよ)。重要な場面が描かれていない事で感情移入して観劇できない部分も多々ありました。

 
主題歌、オープニング、エンディングがある舞台

私自信、舞台を観劇し始めたのはここ最近なのですが、OPとEDがある舞台というのは凄く珍しいのではないでしょうか。ましてや主題歌まで……。とても印象に残りました。

OPは、映画の序盤みたいに一人ずつ顔とキャラクターの名前が映し出されるのと同時に登場。「NARUTO」のタイトルロゴが大きく映し出されてアニメのようでした。(ミズキのお話はOP前だったので、アバン的な位置に……。)
EDは、ナルトが成長と共に出会った仲間や敵が出てきて、再びNARUTO」のタイトルロゴが大きく映しだされる中、全員がポーズを決めてのEDでした。
そこから主題歌を全員で歌い、挨拶へ入ります。
OPは今からこの人達が楽しいことやってくれるんだな!?ってワクワクが止まりませんでしたし、EDは内容が走馬灯のように思い出され(本編が走馬灯は禁句)、とてもかっこよかったです。

 

NARUTOが2作品目となる木村達成

木村達成の数少ない貴重な登場シーンの時には定点カメラと化していました。なんでもすぐに出来ちゃう子なので、アクロバットは流石でした。立ち振舞いも洗練されてて良かったし、クナイを回すとこなんて0,1秒足りとも見逃すものか!という意気込みで見てました。しかし演技があまり変わらない…ような……。いや、とてもカブトなんだけど……。歩き方めっちゃ達成……。発表当時はインテリ系達成きましたわ!!!と興奮してましたが、期待値を少々上げすぎてしまったようです。今後の成長が楽しみです!

 

まとめ

ごちゃごちゃと書いてきましたが、本当に楽しかったです!
まぁナルト役の松岡広大が広い舞台を縦横無尽に動く動く!
「あ、あなたソワレもあるのよ……!?」と心配するほどにフルパワーで動きまわっていました。本当にこの子の体力は凄い。

内容はとても駆け足で着いて行くのに必死でしたが、パフォーマンスで魅せてくれる舞台だったと思います。原作を知っている人が見たら色々思う事はありましたが、知らない人でも純粋に楽しめる舞台かなとおもいました。個人的にカブトの見せ場である中忍試験がごっそり無かったのが本当に惜しいです。二面性のあるカブトが見てみたかった……。

  

とりあえず1回目の感想はこんな感じです。日曜日は友人2人とマチソワ。1階なのでまた新たな発見があるかもしれない。